ふたつの技

ひとは “仕事”、“日常”といった中で日々学んで知識や経験が身につくと私は思います。
その知識や経験は大きく分けると「技能」と「技術」のふたつであると考えます。

「技能」・・・人が持つ技に関する能力(動き・働き)のうちなるもの

「技術」・・・人の伝達に関する能力(表現・伝達)の祖となるもの

このふたつの技を単純にすると、

技能は「(カンやコツ)伝えることが難しいもの」、「経験的に身につくもの」です。
・ビデオに記録をしても映像と音声の平面的な情報結果になります。

技術は「技を記録したり」「伝えられるものに置き換えるもの」です。
・文章や時には図面や数式を用い空間的な情報結果となります。

このふたつの技は人として優れることにとても密接な関係を持っています。

私が普段関わっているセラミックスの製造分野においても様々な「技」があります。
一人一人が長い間培ってきた「技」が一つとなり、伝承されています。その「技」の中で“技能”を習得するためには多くに時間を必要とします。

毎日の地道な経験の積み重ねが習得につながります。日々の経験が“技能”と誇れるように学んでいきたいと思います。
そして、その技能を“技術”とし次に伝えていくようにし、会社や社会に貢献をしていければと考えています。

柿野事業所 製造課 M.H.

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