造粒について
私は主にプレス成型用の原料を造粒しています。
セラミックにおける造粒とは、粉体を固めて顆粒にすることをいいます。
顆粒は通常、下記の3つの方法のいずれかで作られます。
① 結合剤等を加える湿式法
② 乾燥した粉体を加圧成形した後、破砕し篩い分けする乾式法
③ 粉体をスラリー(泥漿)化した後、噴霧乾燥する噴霧造粒法
まず、プレス成型において良好な成形性を得るためには、できるだけ粉径(顆粒の大きさ)の揃った流動性(顆粒の流れやすさ)の良い高密度の一定の顆粒が求められます。
これに加えて、製品の求める品質、特性をクリアするよう造粒方法、出発原料、結合剤等の選定を行います。
そのため、求められる知識は多岐に渡るため、非常に奥が深くやりがいのある仕事だと思っています。
中水野工場 原料開発部署 Y.A