造粒とは
私は20年位造粒の仕事をしています。
初めて造粒の仕事を見た時は、「ただ種に水を打って原料を入れるだけの簡単な仕事」と思いました。
実際に造粒をしてみると、丸い製品ではなく凸凹した原料の塊だらけだったのを今でもよく覚えています。
自分は製品にならないゴミばかりを作ってしまったのかと、凄く悩みました。
基本的な事は、教えてもらったとおりにやっていたつもりでしたが、実際はできていませんでした。
今では私も経験を積み、人に教える立場になりましたが、粒形の揃った綺麗な製品を作る為には、あの時学んだ基本を忘れてはならないと感じています。
造粒とは、「基本を守る事・水の量・原料を入れる速さ」他にも有りますが、これらが一致すると丸く綺麗な製品が出来ます。
この、粒形が揃った丸く綺麗な製品をお客様にお届けする事が、セラミックメーカーとしてのトウゴクセラミックの役割であり、私達の目指す目標です。
今でも、いつも通りに作っているはずなのに、気温や湿度、天候など、様々な要素で上手くいかない時があります。そんな時は基本に戻り造粒をします。
今以上に、丸く綺麗な製品が出来る様に頑張っていきます。
柿野事業所 製造課 T.H.