ファインセラミックス部品製造技術伝承中

弊社の主力商品は、ファインセラミックスのプレス成形品群です。
その製造は、一般的な原理原則の上に試行錯誤を繰り返し、培った独自技術に支えられており、その技術はベテラン社員が受け継いでいて、その固有技術の伝承が最大の課題でした。

現在、弊社はその技術伝承の真っただ中にあり、若手社員の増員による三つのプラス効果が社内に顕在化しており、その事についてご紹介します。

【三つの効果】
(1) 製造重要工程の戦力の増強(プレス成形工程、焼成工程)
(2) 中堅社員へのファインセラミックス部品製造技術伝承の加速
(3) ベテラン社員のチャレンジの機会

2021年4月より新たに20代前半のフレッシュな若手社員が2名加わりました。
一人は製造の第一工程のプレス成形工程、もう一人は製品化には不可欠な焼成工程に配属されました。

9月になった現在では、二人共にそれぞれの工程で貴重な役割を果たし、想定以上の戦力の増強を果たし、一つ目の効果「(1)製造戦力の増強」を実現されていると言えます。
これは、本人達の努力とベテラン社員の様々なサポートの融合により実現しているとも言えます。

次に、二つ目の効果について説明します。
「(1)製造戦力の増強」が実現し、中堅社員に代わり若手社員が生産を担当し、中堅社員が今まで以上に技術伝承に専念できる環境が整いつつあり、技術伝承が加速しています。

最後に三つ目の効果は、ベテラン社員が若手社員のサポートを通して、今までの知識・技術を再認識ができ、更に深く理解し、自分もレベルアップするチャレンジの機会とも言えると考えます。

また、今後の更なる若手社員の戦力アップには、ファインセラミックス部品製造以外にも「社会人基礎スキル」の習得とその活用が必要で、ベテラン社員を含む会社全体でその内容を理解した上で、両面のサポートを実践する事こそ、弊社の総合力向上の方向性と考え、私自身も気を引き締めて、若手社員指導に当たりたいと考えます。

因みに一般的な「社会人基礎スキル」とは、大きく下記の3つから構成され、その意味と具体的なスキル、資質をご紹介します。出典:「社会人基礎力」(経済産業省)参照

❶「前に踏み出す力」:失敗を恐れずに試行錯誤しながら自ら動く姿勢です。
《具体的なスキル、資質》
・主体性
物事に進んで取り組む姿勢で、受け身ではなく自ら考えて行動する力が求められます。
・働きかけ⼒
企業で仕事を行う際には部署やプロジェクト単位で、ほかの社員とも連携を取る必要があります。そのため、働きかけ力として周囲の人を巻き込んで行動・向上させる能力が必要とされています。
・実⾏⼒
社会人として仕事をするということは、企業に利益をもたらす働きが求められるということでもあります。行動するだけでなく、その行動が目的達成のために必要なものであることが重要とされています。

❷「考え抜く力」:問題意識をもち、常に課題の発見や解決を試みる姿勢のことです。
《具体的なスキル、資質》
・課題発見力
現状を冷静に把握・分析し、課題を明確にする力が求められます。
・計画力
課題の解決に向けて、過程を明らかにしながら準備を行う力も重要です。課題や問題による影響をいかに最小限に抑えられるか、という結果も求められます。
・想像力
商品やサービスなどの新たなアイデアから、新たな価値を生み出す力のことを指します。

❸「チームで働く力」:企業の一員として利益を生み出すために、周囲のメンバーと協力しながら仕事を進めていく資質を指します。
《具体的なスキル、資質》
・発信力
自分の意見を伝え、周囲に流されない姿勢が求められます。
・傾聴力
自分の意見を押し通すのではなく、相手の意見を聞く力も必要とされています。
・柔軟性
自分の意見と相手の意見の違いを受け入れ、うまく調整できる能力も重要です。
・情況把握力
物事を客観的に理解し、課題の抽出などができることが求められます。
・規律性
約束事やルールを遵守し、チームの一員である自覚をもつ必要があります。
・ストレスコントロール力
業務中におけるさまざまなストレスをコントロールし、うまく付き合っていく能力のことです。

最後に、難しいことや判断に困ることがあったとき、ストレスを感じて辛くなったときなどは、ひとりで抱え込まずにチーム内の上司に相談できる関係性を維持したいと、私自身も考えています。

中水野工場 生産管理部 T.U

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