残り続けて今も在る

先日、何気無くテレビをつけたら、「ゲゲゲの鬼太郎」が放送されていました。子供の頃よく見ていたなと懐かしかったのですが、何だか妖怪達が、格好良くヒーローの様に描かれているのに少し違和感がありました。昔は薄暗さや気味悪さもあって怖かったのを覚えています。
妖怪といえば解らない不思議に名を付けて説明する手段として昔の人が編み出したものなのでしょう。例えば家で軋む様な音がするのは「家鳴」の仕業なのだと。
最初は見えないモノだった事が、絵巻物や御伽草子によって具体的な姿を持つ様になり、浮世絵等で数多くの妖怪が生み出されました。今では、不思議も少なくなって、必要のないはずの妖怪もキャラクターとして残り、様々な性格を与えられて、漫画や小説等が、制作されています。
どんな事でも、じわりじわりと姿を変えて、伝わって来た事を今に生かして、また先へ繋いでいく事は、素敵だなと感じています。
ちなみに弊社がある愛知県瀬戸市は、古くからの陶磁器の生産地です。江戸時代の浮世絵師、鳥山石燕の「画図百器徒然袋」には、「瀬戸大将」という瀬戸物を寄せ集めた甲冑を身に着けた姿の妖怪が描かれています。

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