セラミックは原料が命
セラミック製造に於いて原料の出来が製品を作る上で最も重要なファクターです。
プレス成形をする場合、充填する際の流動性が悪いと金型への原料の自動充填がバラツキ、成形圧力がバラツキます。
結果、収縮がバラツキ、焼上り寸法のバラツキとなり最悪寸法アウトとなります。
流動性が悪いと成形性も悪く少し複雑な形状になるだけで、途端に成形が出来なくなったりもします。
また、金型からの離型性が悪い場合は、金型の掃除に時間が割かれ、生産性が上がりません。
こういった調子の悪い原料で製造された製品は、焼成後にクラックやラミネーションが見つかったりもします。
そうなると検査にも時間が掛かり、歩留りが悪ければ注文数量に対しても不足で納期遅れになる事もあります。
この様な事からセラミックの製造に於いて、原料が命であると言える訳です。
中水野工場 営業部K.M