成形圧力と収縮率
一般的なセラミックスは、プレス成形時の寸法が焼結する事で18%~20%の収縮をします。
この収縮率は材質によって異なり、成形圧力等によっても変動します。
この収縮率を見越して金型の設計を行い、出来上がった金型でプレス成形を行うのですが、量産では成形圧力は金型内に充填される原料の重量の変動が、寸法のバラツキとなります。
簡単に言えば原料の充填量が多いと成形圧力は高く、収縮率は小さくなり焼結された製品寸法は大きくなります。
原料の充填量が少なければ成形圧力は低く、収縮率は大きくなり焼結させた製品寸法は小さくなります。
この原料の充填量のバラツキが大きいと寸法規格から外れる一つの要因となります。
先ずはこの原料の充填量を如何に安定させるかが肝となる訳です。
10年ほど前より「セラミック部品を海外から調達をしたが、寸法アウトやカケ等の不良が多くて使えないため、安心安全を求め当社への注文に至る」等のケースが多くなってきています。
同様のケースがありましたら、是非、トウゴクセラミックへご連絡を下さい。
営業部 K.M