特別な2023年度
前期(2023年5月期)は過去最高売り上げを達成することができた。
単に順調な受注に支えられただけではなく、それに対応するために社員一丸となって対応した結果でもあろう。
この結果はみんなの成果であり、各人それぞれが取り組んできたことを自負してもいいでしょう。
しかしマンパワーに頼るところが大きく社員の負荷も大きくなっていたかと思う。
そうした中、前期は設備投資として焼成炉、プレス機、検査機器を新たに導入している。
前期末までに稼働体制は整ったので、今期は大きく戦力として加わることになります。
現在のトウゴクセラミックの受注・生産形態は製品の小型化・複雑形状化へシフトしてきており、多くが多品種少量生産となっている。
このため高い成形技術を問われるプレス成形においては金型交換・設定・調整・先行確認などの段取りに時間を取られる割に成形稼働時間は短く、1アイテム成形する間の設備の占有率が高くなってきている。
このためこれらの設備増強は余力にはならないので、限られた設備の中で稼働率を上げ、どれだけ効率よく生産できるかは追求していかなければならないところである。
さらに今期は社長方針のもと大きく組織が再編されたので、新組織体制で新たにスタートを切ることになる。
品質、納期、売上利益、生産技術、開発など多岐にわたる課題も全員が問題意識をもって情報共有しながらより有効に新組織が機能する様に対応していければと思う。
品質方針でもある「良い品を安く、早く」にもつながってくることになる。
なお私事ですが、今年は定年の年になり人生の節目の特別な年でもある。
この後ももう少し働かせていただくことになるので、力足らずですが、まだまだ向上心を持って新組織リーダー、皆さんとも課題を共有して取り組んでいきたい。
中水野工場 工場長 M.S