バレル加工
製品のバリ取りや表面を一皮削り滑らかにするためにバレル加工を行う製品があります。
バレル加工にはメディアというボール状などの砥粒を削る、磨くなどの目的に合わせポットに仕込みます。
また、製品のサイズ、重量、材質によってもメディアのサイズ、仕込む量や比率を変え調整します。
薄物品は強度が弱く、製品とメディアの仕込み比率やバレル加工時間によって削れる量が大きく左右されます。
致命傷は削り過ぎて小さくなった製品は戻せないという事とバラツキが大きいと削り過ぎた不良も混ざってしまいます。
最適な条件でバレル加工を行うと削れる量のバラツキも小さく、バッチ間のバラツキも小さく、焼結品の寸法のバラツキも小さくなります。
バレル加工によって製品の良し悪しが決定するという事です。
先にも述べた様に製品の材質、サイズ、重量、形状によってメディアの材質、サイズ、仕込み量、加工時間の最適化が私の仕事だと改めて認識し、今後も最適化を探っていきたいと思います。
中水野工場 バレル研磨部署 N.S