定年後の継続雇用制度

定年後の継続雇用制度の利点は、精通している会社で、退職後も働くことができることです。新しい職場環境で仕事を1から始めるのは不安なものです。給与は数割程度下がりますが、高年齢になれば転職が難しくなるため、定年後も働ける職場があることは、精神的に非常に大きな安心となります。休職期間がないため、定年後も気持ちが途切れることなく、仕事に就くことができます。

企業は若返りのため、若手社員を採用して世代交代を進めていく必要がありますが、少子高齢化は年々深刻化しており、新たな若手人材を確保することが難しくなってきています。シニア社員の肉体的な衰えは否定できませんが、定年後の継続雇用制度は、シニア社員が有する知識・経験・技術・技能を次の世代へと伝えていく有効な手段となります。また、シニア社員が活躍している姿を見ることで、若手社員は将来の自分の姿がイメージしやすくなるため、離職率低下につながる効果も期待できます。

トウゴクセラミックでは、平成29年9月1日から就業規則を変更し、定年退職を65歳とし、定年後の継続雇用制度を導入しています。定年に達した社員は、一度は退職となりますが、定年後も本人が働くことを希望し、会社も継続勤務を了承した場合は、1年更新の嘱託社員として、再雇用契約をしています。
現在、嘱託社員は6名在職しており、私も昨年5月から勤務時間を短縮し、勤務しています。

今後、シニア社員は人手不足を解消するためではなく、企業の生産性や競争力を高めるために不可欠な人材資源となっていくことでしょう。
限りある時間ですが、実務を通して得た知識や経験を次世代へ繋ぐための人材育成やスキル向上に貢献していきます。

本社・中水野工場 経理部 T.S

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