成形の難しさと達成感
中水野工場の製造工程ラインの一つに、セラッミック粉末をプレス機にて圧縮をした後、高温で焼成をし、磨き工程を経て、検査出荷を行う工程ラインがあります。
私は、主にその工程の中のプレス工程にて粉末成形を行っています。
粉末成形とは、金型に粉末を充填し、プレス機にて圧縮をして形を作るものです。
アルミナ・ジルコニア・SiC等の粉末を使用して成形をするのですが、粉体によって圧縮・収縮が違うので、テスト成形を行い製造しております。
また、焼成後の製品の形状が、プレスの圧力のかけ方で変化するので、こちらも何度か調整を行う必要があります。
プレス機の操作の仕方だけではなく、粉末の特徴、焼結の結果等を考慮しながら成形をするので、この仕事には、難しい製品も多々ありますが、モノに出来た時に達成感とやりがいを感じます。
今後も、日々生産する製品の成形条件を確立しながら、条件を標準化し品質を安定させていきます。
中水野工場 製造部 K.K