セラミックスの可能性

当社は、創業52年、セラミックメーカーとして技術を培い、製品立ち上げ時の少数試作から量産まで対応することができます。
セラミックスの性質を活かした製品は多岐にわたり、2,000種類以上もの製品を世に送り出してきました。
入社した当時は、取り扱い製品のあまりの多さに驚いたものです。それと同時に、その積み上げられた実績(技術)が、更なる技術の発展につながることから、期待に胸が膨らみました。

セラミックスは、耐熱性、耐摩耗性、絶縁性、耐食性など多様な性質があります。
硬度が高い故に割れやすいデメリットもありますが、元素を組み合わせることによって、デメリットを緩和したり、性質を強化することができる応用力があります。

2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて、セラミックスは不可欠な存在となっており、環境浄化材料や有害物質の除去への利用、インフラ材料の長寿命化によるライフサイクルコストの削減への利用、低Co2排出を目的とした製造プロセスへの利用、感覚情報を捉えるセンサ等の新しいセンシング材料への利用など、幅広い分野での活躍が見込まれています。

医療分野においては、生体骨の組成や構造に類似したセラミックスの開発や再生医療における細胞への薬物伝送担体として、ナノサイズのセラミックスの利用が研究されており、治療に大きな貢献がでると期待されています。

また、極低温から超高温までの様々な極限環境で使うことができるセラミックスは、宇宙機器においても信頼性が高いです。大型固体ロケットには、SiC(炭化珪素)でコーティングを施した炭素繊維強化炭素複合材料が使われています。また、Si3N4(窒化珪素)は、合金系と比べて軽量で高強度な耐熱複合材料として、航空宇宙用エンジンの次世代タービン部材の候補材とされています。

宇宙や深海のような未開拓空間での利用を想定した開発も、ますます進んで行くと思われます。

セラミックスの可能性(用途)は、まだまだ広がります。

中水野工場 R.M

セラミックの試作、量産にお悩みの方は、トウゴクセラミックにお問合せ下さい。0561-48-0780受付時間 8:00-17:10 [ 土・日・祝日除く ]

お問い合わせはこちらお気軽にお問い合わせください。