品質管理機能の充実に向けて

弊社 柿野事業所は、セラミック球担体の造粒~焼成を行う量産工場で、その量産品の主な用途は、プラント向け触媒担体や濾過基材です。
私は、約1年前より事業所内で《品質管理課》に従事しており、品質管理機能充実に向けた取組みの現状と今後について、お伝えします。

《品質管理課》には、「製品品質及び納期の水先案内人」になるという方針が示されていました。
私が配属される前より、その方針に向けて、出荷規格に対応した製造基準を設定、その基準に準じて製造品の測定・検査を実践、次工程へ不良品を流さないという実績が積み上げられていました。

これにより、出荷製品の測定・検査を行い、出荷規格を満たす製品をお客様へ納める品質検査が実践されていました。
その中で、この1年間は以下の2点に注力して、業務改善を実施してきました。

① 予め設定されていた製造基準の微調整を行い、発生する製造ロスを削減する。
② お客様からのタイムリーな受注情報の共有及び(製造~焼成~検査)のスケジューリングと、その実践と都度の日程調整を実施、お客様納期を遵守する。

現在 柿野事業所としては、本来の《品質管理課》業務へステップアップする段階に来たと考え、「品質管理」の本来の姿により近づけていく事は、事業所内でも共有されています。

具体的なステップとして、出荷規格項目を目標値に近づける為の必要な構成要因の特定(原料品質・造粒や篩後の状態・焼成条件等)とそのデータ収集、統計的な分析、活用する手法の確立から継続的な品質向上へ繋げたいと考えます。
これにより、社内で設定した製造基準をクリアする際に、現在発生している製造時のムリ・ムラ・ムダ等のロスを最小限抑え、工場全体の工数低減にも貢献できると考えています。

この《品質管理課》の本来機能を充実させ、「製品品質及び納期の水先案内人」に更に一歩近づくことができると考え、日々業務を遂行していきます。

柿野事業所 T・U

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