造粒技術の向上
私は、造粒を初めて見た時、造粒機に原料と水を決められた順番で規定の量を投入すれば生産できると思っていました。
しかし、実際に造粒してみると粒が大きくならない。やっと大きくなっても形が悪く、とても製品と言える様な物ではありませんでした。
しかし、先輩が私と同条件で造粒をすると、徐々に丸く大きくなり、それを見た時は感動すると同時に不思議でなりませんでした。
先輩曰く、造粒機の中の原料や水分量の状態をよく見て、原料や水の投入するタイミングや量をコントロールしているそうです。
また季節、天候、原料の状態などでも造粒内容を変更して対応しないと良い製品にならないとのことでした。
簡単そうに見えた造粒がとても奥の深いものだったのです。
失敗を恐れずに挑戦する事、失敗した時こそチャンスだと思い、原因を考えて行動することが必要だと教わりました。
今後は、指導して頂いたことを実行し、うまく行かない時は先輩に相談しながら、自分なりに考えて試行錯誤を繰り返し、造粒技術を向上させて品質、生産性アップに貢献したいと考えています。
柿野事業所 製造課 H.N