続 『CIM』成形の挑戦

2023年5月に『CIM』製造で苦労する点について、お伝えしましたが
(『CIM』=セラミックス射出成形)
今回は、『CIM』の安定した製造に向けた弊社の取り組みついて、お伝えしたいと思います。

現在弊社では、『CIM』を用いて、顧客要求品質、適正価格、適正納期を実現する為に
下記の5つの要素を高い次元でバランスをとる事に注力しております。

「5つの要素」
ⅰ)原料
ⅱ)金型:金型設計への参画~金型評価~調整実践等
ⅲ)成形機:サーボモーター機の活用
ⅳ)成形条件:安定成形に向けた条件調整~設定
ⅴ)成形後加工工程:焼成~加工~検査・洗浄

この「5つの要素」に関する弊社の取り組みについて、ご説明します。

ⅰ)原料
『CIM』用原料は、粉体プレス成形用原料と同様にセラミック粒子とバインダー
(粒子同士の接着剤機能を果たす物)を混合した物という点は同じです。
異なる点として、『CIM』用原料は更に熱可塑性樹脂を加えた状態であるという点です。
但し、原料内のバインダー混合比率等につきましては、各社のノウハウの部分となりますので、記述を控えさせていただきます。

次に原料形状につきましては、直径3~5ミリ程度の球状や円柱形状にした「ペレット」と呼ばれる形状の物を使用します。
その為、弊社の主力成形工程の「粉体プレス成形」原料とは異なり、原料のペレタイズという工程が必要となります。

次回は、ⅱ)金型:金型設計への参画~金型評価~調整実践等について、お伝えしたいと思います

生産管理部 T.U

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