健康経営~健康経営優良法人認定を目指す~編
当社は商工会議所取扱いの生命共済制度と特定退職共済制度の保険に正社員全員が加入しており、加入・脱退の手続きは、アクサ生命保険を通じて行っています。
「健康経営」を知るきっかけは、令和元年にアクサ生命保険の担当者様である健康経営アドバイザーから「健康経営」を勧められたことです。代表者からも負担にならなければ、検討してみてはどうかと提案されましたが、経理部門は、私一人で、経理が専門職で、総務も担当しているため、時間を割く余裕がなく、「健康経営」の導入に困惑しました。
後日、アクサ生命の健康増進メニューや健康経営サポートパッケージ等々の説明を受け、社員の健康づくりのためになると思いました。そのためには、概要を把握すべきだと思い、パンフレットをいただき、アクサ生命主催のセミナーに参加しました。
以下、導入に至った「きっかけ」です。
健康は各自で管理するものでしたが、2010年代過ぎから、企業が積極的に社員の健康づくりに取り組み、業務効率化を推進し、それにより企業の生産性を高めていく経営手法が求められる
ようになりました。
医療費は増大の一途を辿っており、増加し続ける医療費は、健康保険組合の財政を圧迫し、結果として健康保険料料率が引き上げられ、企業の法定福利費増加に至っています。企業が「健康経営」を導入し、社員が健康になれば、医療機関への受診率が下がり、医療費を削減することができ、企業が負担する健康保険料の上昇を抑えることができます。
年々、少子高齢化によって労働人口が減少し、労働力の確保や生産性の向上が経営課題となっています。同様に「健康経営」を導入し、企業が社員の健康管理や増進に取り組むことで、長期的には企業の経営力の向上に繋がることが期待されます。さらに「健康経営優良法人」に認められると社会的評価を受けることができ、企業のブランドイメージを上げることができます。
以上のようなメリットから、あらためて「健康経営」に取り組む決意をし、始めるからには健康経営優良法人の認定にチャレンジしようと考えました。
しかし、「健康経営」の導入には、少なからず費用が発生します。また、長期的な取り組みとなることや就業時間中に実施することになり、企業にも一定の理解が必要となります。企業負担を最小限にし、いかに効果を上げることができるかを考えて施策を立案し、継続的に実行していくことに難しさがあります。
「健康経営」を推進していくうえで、アクサ生命の担当者様に情報提供やセミナーなど、色々とサポートをしていただいたため、「健康経営優良法人」の認定を目指すことができたと感謝しています。
次回は「健康経営」の施策・実践編を記述しようと思っています。
中水野工場 経理 T.S